株式会社デジタル・フロンティア-Digital Frontier

Header

Main

CG MAKING

一覧に戻る

biohazard DAMNATION

2012年10月劇場公開作品【CG制作】

INTRODUCTION

10月27日(土)より新宿ピカデリーほか全国で公開となる長編フルCGアニメーション『バイオハザード ダムネーション』。
2008年に第1弾「バイオハザードディジェネレーション」を制作して5年。新宿ピカデリー他全国3館、2週間限定公開で動員数3万3千人、DVD&BD全世界累計160万本以上を記録した作品の続編になる。

今回、公開を祝してデジタルフロンティアにて映画「バイオハザード ダムネーション」の取材が行われた。
「バイオハザード」フルCG長編アニメーションの続編に至った経緯や制作について、監督 神谷氏、CG ディレクター土井氏、CGプロデューサー鈴木氏に迫った。また、ストーリーだけでなく、クオリティーもスケールアップしている今作品で注目のCGメイキング技術を紹介。

制作の経緯

続編までの経緯

神谷

最初は、2008年暮れぐらいにソニー・ピクチャーズ エンタテインメントさんから連絡があって、カプコンの小林プロデューサーを交えて、鍋をつつきながらのお話だったと思います。もうその頃には、実写映画(「バイオハザードVリトリビューション」)のタイムスケジュールが見えてきた頃だと思うし、そんな大きなバイオバザードシリーズ全体(実写映画、ゲーム 「バイオハザード6」など)のサイクルを視野に入れてのお話だったと思います。

ヒット作品の続編

神谷

「前作を超えなくてはいけない」と言ったプレッシャーは、特に感じませんでした。それよりは、「もっとやりたい」という状態でのスタートでした。
せっかく2作目が作れるのだから、1作目で出来なかった色々な事を盛り込みたいと言う思いだけが盛り上がった状態で、脚本に入りました。
ストーリー的にもスケールアップしたかったし、もっとキャラクターを出したい、怪物を出したい、シチュエーションをもっと派手にしたいと、そこは、脚本の段階でふろしきを広げすぎた感はあるんですよ。(笑)

監督とバイオハザードの出会い

神谷

小学生の頃からモデルガンを集めていたので、ゲームのハードという物を一切持ったことがなかったんで。アーケードゲームは好きでしたけどね・・・。それがちょうど「ガメラ2」の仕上げをやってる頃に「今度バイオハザードと言うゲームがでるぞ!」と当時話題になっていて。「ゾンビをバンバン撃ち殺すゲーム」なんだと。それは、すげーやりてー!と思ったのが始まりでした。
数年後、カプコンさんの作品で、「ディノクライシス3」というゲームのムービーを演出するという機会があって、カプコンさんとはそのときが初めてのお付き合いでした。僕がバイオハザードのゲームが好きだと話したのが、巡り巡って、前作の監督を担当するきっかけになったのだと思います。因に「ディノクライシス3」のCGムービー製作はDFだったのですよ・・・