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「Massive」は映画、ゲーム、テレビ等の群衆シーンを制作するために使用する高度な人工知能を備えた3DCGソフトウェアです。
エージェントと呼ばれる各キャラクターを数千、数万と素早く適切に配置することができ、ファジー理論を使うことにより、エージェント一人一人の性別や周りの環境に応じて動かすことができます。「Massive」のインターフェースからはリアクションの制御ができ、モーションキャプチャーまたはキーフレームアニメーションを基とした、よりリアルな動きを作ることが可能です。
デジタル・フロンティアは、ハリウッドのプロダクションにも劣らないノウハウと実績を持っています。あらゆるご要望にお答えするため、カスタマイズされた複数のエージェントを作成してきました。「Massive」を活用することにより、エキストラ数を減らすことができ、結果としてコスト削減が可能になりました。同じような群衆シーンを他の3Dソフトで作成することはほぼ不可能です。
エージェントの動きはモーション・ライブラリーに左右されるためまずは、プリプロダクションの段階でどういった動きとリアクションが必要なのかを洗い出します。具体的には、モーションツリー(モーション相関図)を作ることでそのプロジェクトに必要なモーションのリストを作成することができます。
主に人物は弊社のモーション・キャプチャースタジオで撮影され、人物以外は手でアニメーションをつけていきます。
エージェントの行動はブレイン(頭脳)に左右されます。高度な動きには複雑なブレインが必要となります。
戦闘シーンは難しいシチュエーションのうちの一つです。エージェントは相手がどういう動きをしているかを認識し、その動きに対して素早く反応する必要があります。
作業効率を向上するため、デジタル・フロンティアではカスタムツールを開発し、制作に活用しています。
最後にレンダリング作業を行い、連番素材を用意します。
この先は、コンポジットチームによって次のステップに進みます。